キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」

「俺とおまえだけなら、いいだろ…」

耳に息を吹き込まれるように、囁かれる。

「…じゃ、じゃあ…こっち、見ないでくださいね…」

吹く風の冷たさと、耳に籠る熱の高まりに、

少しくらいならと思って、後ろを向いて服に手をかける。

「ああ、俺も脱ぐから、見るなよ?」

彼が笑って言って、背中を向けた気配がする。


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