キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」

服を脱いでいる衣擦れの音が、肩越しに聴こえてくる。

自分も脱ぎながら、どうしようもない羞恥が襲う。

「……あの、やっぱり私、」

一旦は裸になったけれど、恥ずかしくもなって、もう一度服に手を伸ばそうとすると、

「……おいで、レオ」

後ろから腰を抱かれて、

腕の中に包まれたまま、ジャグジーの中に抱え入れられた。

「…あっ…、」

背中に、彼の胸板があたって、

高ぶりがピークに達しそうになる。

逃げかける身体を、ぎゅっと強く両腕に抱き込まれて、

「……離れんな」

肩に唇が押しあてられて、ちゃぷんと小さく水音が響いた。


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