キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」
「都築様、今日はどういったものをお探しでしょうか?」
「ああ、彼女に似合うものを適当に持ってきてほしい」
言う彼に、(え、私に!?)と、思う。
彼自身が用があるんだろうとも思っていたのが、まさかの私のためだったことがわかって、
「あの、私は何も……」
慌てて遠慮をするのに、
「いいから」
と、あの全てを受け入れてもしまうようなスマイルを浮かべる。
その笑みについ見とれて、(いや違うって…見とれてる場合じゃないから)と思う間にも、アクセサリーが目の前に次々と並べられたーー。