キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」
「……そんな…やさしくされたって……信じない……」
一旦あふれ出すと、マイナスの感情がとめどなくなるのに、
「……レオ、」
彼が、再びその呼び方で私を呼んだ。
「……ほら、あなただって……私は男みたいで可愛くもないってそう思って……」
口にしながら、酔いが急速に回って、目の前の彼の顔がだんだんにぼやけていく。
「……レオ、俺は可愛いと言っただろ…」
彼の言葉は耳には入らずに、そのまままぶたが落ちた……。