キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」
ーー互いに無言になり、気まずい空気が流れて、
居心地の悪さにうつむいた私の耳に、
「……だったら、付き合えばいいのか?」
唐突にそんなことを聞かされて、
「え…」
と、言葉を失う。
「いえ…だって、無理にはそんなこと……」
急な展開に頭がついていかなくて、とっさに断ろうともするのに、
「無理にだとは、俺は思っていない」
はっきりと告げられる。