キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」

「信じろよ…俺を」

囁きとともに、甘ったるくくり返されるキスに、翻弄される。

「……君の唇の感触が、」

口先で柔らかく挟むようにもして、

「好きなんだ……」

囁きかける。

私の唇を指の先で撫でながら、

「……初めてキスしたあの時、自分の理性が抑えられないかもと思った……」

口の端に、濡れた温かな舌で触れて、

「……あの日、抑えた気もちまでも、今夜は……」

彼の言葉の先が、深まる口づけにかき消される。

離れがたい思いに抱きつくと、

はだけられた胸に強く抱き締め返されて、


「……もう一度、キスから始めよう」


吐息とともに告げられた……。



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