キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」

-3-


……私を求めるキスとともに、彼の手が服にかかると、

「……あの、」

と、声を上げていた。

「……うん?」

自分を見下ろす端正な顔立ちに、

「……あの、やっぱりまだ……」

それだけ言う。

「……まだ、早いか?」

返されて、

「……はい」

と、頷くと、

「……だよな。……わかったよ」

と、彼は微笑んで、

「……今夜は、何もしない」

私の髪を手でくしゃくしゃと撫でた……。


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