キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」
「……俺をそんなにも思ってもらえて、嬉しいよ」
フッ…と微笑んだ。
そのイイ男すぎな笑顔に、こんな人に好かれるなんて、現実なんだろうかと……
もしかして全てが夢で、私は本当は今は眠っていて……
などと頭を巡らせるのに、
「…また、こうやって会ってもらえるか?」
声が聞こえて、現実なんだと実感させられる。
「……はい」
返事をすると、また身体がギュッと抱かれた。
「……約束のキス、してもいいか?」
「えっ……」
また約束……と、言葉に詰まっている間に、唇が柔らかく触れた。