キスから始まる……!「イケメン御曹司とキスして、フォーリンラブ!」

起き抜けのキスの余韻もそこそこに、

「俺は、これから会議が入っていて、もう行かなければならない。悪いが、またな…」

起き上がり、シャツに袖を通しながら言う彼に、

自分も身体を起こして、

「はい。昨夜は迷惑をかけて、すいませんでした」

謝ると、

「そんな堅苦しいのはいらないから、また会ってくれればいい」

と、頭を撫でられた。

その男らしい手の感触に、マズいな…と、感じる。

彼に本気になってしまうことが、今はただなんとなく恐かった……。


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