ロッカールーム
☆☆☆
いくら制限時間90分だと言っても、90分間食べ続ける事なんてできない。
と、思っていたけれど、中にはそれができてしまう人もいるようだ。
あたしは食べ物を次々胃袋へと入れて行く琴を見て感心し始めていた。
最初は呆れていたのだけれど、もはや神業としか言いようがない食べっぷりだ。
一体どこまで食物を入れれば満足するんだろう。
あたしは瞬きをしながら琴を見た。
「そろそろデザート行こうかなぁ」
散々食べていた琴がぺろりと唇を舐めてそう言った。
その言葉にギョッとしてしまう。
デザートは別腹と言うけれど、まだ食べるのかと驚いてしまった。
「小夜も食べるでしょ?」
立ち上がりながらそう聞いて来たのであたしは苦笑いを浮かべた。
正直もうお腹は一杯だった。
でもここで断れば琴はデザートを食べるのを遠慮するかもしれない。
「先にとっておいでよ。荷物見てるから」
「そう? じゃあお願いね」
そう言って軽快な足取りでデザートコーナーへと向かう琴を見て、あたしはため息を吐き出したのだった。
いくら制限時間90分だと言っても、90分間食べ続ける事なんてできない。
と、思っていたけれど、中にはそれができてしまう人もいるようだ。
あたしは食べ物を次々胃袋へと入れて行く琴を見て感心し始めていた。
最初は呆れていたのだけれど、もはや神業としか言いようがない食べっぷりだ。
一体どこまで食物を入れれば満足するんだろう。
あたしは瞬きをしながら琴を見た。
「そろそろデザート行こうかなぁ」
散々食べていた琴がぺろりと唇を舐めてそう言った。
その言葉にギョッとしてしまう。
デザートは別腹と言うけれど、まだ食べるのかと驚いてしまった。
「小夜も食べるでしょ?」
立ち上がりながらそう聞いて来たのであたしは苦笑いを浮かべた。
正直もうお腹は一杯だった。
でもここで断れば琴はデザートを食べるのを遠慮するかもしれない。
「先にとっておいでよ。荷物見てるから」
「そう? じゃあお願いね」
そう言って軽快な足取りでデザートコーナーへと向かう琴を見て、あたしはため息を吐き出したのだった。