ロッカールーム
「小夜、親父と独り占めするなよ」
寝ぼけ眼なサクがリビングへ入ってきてすぐに文句を言って来た。
「サクが起きるのが遅いからでしょ」
そう言い返すと、サクはお父さんの隣にピッタリ座って新聞を覗き込んで読み始めた。
2人ともしばらくは動かなさそうなので、仕方なくあたしがキッチンに立った。
何を作ろうかと冷蔵庫を開けて思案していると、サクとお父さんがやってきた。
「俺たちも手伝うよ。卵焼きを作るから、姉貴は味噌汁作って」
ぶっきら棒にそう言うサクにあたしはクスッと笑った。
3人で台所に立つ日が来るなんて思ってもいなかった。
あたしは嬉しくて、張り切ってお味噌汁を作りはじめたのだった。
寝ぼけ眼なサクがリビングへ入ってきてすぐに文句を言って来た。
「サクが起きるのが遅いからでしょ」
そう言い返すと、サクはお父さんの隣にピッタリ座って新聞を覗き込んで読み始めた。
2人ともしばらくは動かなさそうなので、仕方なくあたしがキッチンに立った。
何を作ろうかと冷蔵庫を開けて思案していると、サクとお父さんがやってきた。
「俺たちも手伝うよ。卵焼きを作るから、姉貴は味噌汁作って」
ぶっきら棒にそう言うサクにあたしはクスッと笑った。
3人で台所に立つ日が来るなんて思ってもいなかった。
あたしは嬉しくて、張り切ってお味噌汁を作りはじめたのだった。