ロッカールーム
☆☆☆
学校までの通学路で、今度はお母さんを自由にしてあげなきゃいけないという話を、サクとした。
そのためにはなにが必要なのか、もう言わなくてもわかっていた。
もう1人殺してモヤを集める事だ。
「誰にする?」
サクに聞かれて一番に思い浮かんだのは花の姿だった。
花はあれからずっとイジメられているから、自殺に見せかけて殺すことが可能かもしれない。
「クラスの中だったら、1人だけだよね」
「やっぱり、花か」
サクの言葉にあたしは頷いた。
クラスメートを殺すことなんて今まで1度だって考えたことはない。
サクとこんな話をすることになる日が来るなんて、思ってもいなかった。
学校までの通学路で、今度はお母さんを自由にしてあげなきゃいけないという話を、サクとした。
そのためにはなにが必要なのか、もう言わなくてもわかっていた。
もう1人殺してモヤを集める事だ。
「誰にする?」
サクに聞かれて一番に思い浮かんだのは花の姿だった。
花はあれからずっとイジメられているから、自殺に見せかけて殺すことが可能かもしれない。
「クラスの中だったら、1人だけだよね」
「やっぱり、花か」
サクの言葉にあたしは頷いた。
クラスメートを殺すことなんて今まで1度だって考えたことはない。
サクとこんな話をすることになる日が来るなんて、思ってもいなかった。