ロッカールーム
「旧校舎のロッカーの話だよ」
「あぁ。幽霊に会えるってやつ? もしかして、本当にやってみるつもり?」
アカリが目を丸くしてそう聞いて来たので、あたしは慌てて左右に首を振った。
「やるわけないじゃん。でも、どんな噂なのかなぁと思ってさ」
そう言いながらも心臓はドクドクとうるさい。
バレないように必死に笑顔を浮かべた。
「そっか。びっくりした」
アカリは胸をなで下ろしたようにホッと息を吐き出した。
「あの噂ならあたしより昇(ノボル)の方がよく知ってるんじゃないかな?」
「昇?」
谷垣昇(タニガキ ノボル)はクラスメートだ。
「去年昇の妹さんが病気で亡くなったでしょ? その頃熱心にあの噂について調べてたらしいから」
「あぁ。幽霊に会えるってやつ? もしかして、本当にやってみるつもり?」
アカリが目を丸くしてそう聞いて来たので、あたしは慌てて左右に首を振った。
「やるわけないじゃん。でも、どんな噂なのかなぁと思ってさ」
そう言いながらも心臓はドクドクとうるさい。
バレないように必死に笑顔を浮かべた。
「そっか。びっくりした」
アカリは胸をなで下ろしたようにホッと息を吐き出した。
「あの噂ならあたしより昇(ノボル)の方がよく知ってるんじゃないかな?」
「昇?」
谷垣昇(タニガキ ノボル)はクラスメートだ。
「去年昇の妹さんが病気で亡くなったでしょ? その頃熱心にあの噂について調べてたらしいから」