ロッカールーム
「見ててくれたのか?」
サクが聞くと「もちろんだ」と、答えた。
「お母さんはお前たちにあんなことを教えてしまったと後悔していたけれど、お父さんは2人の頑張っている姿を見る事ができてうれしい」
そうやって褒められると、まるで幼い頃に戻ったように嬉しさを感じた。
「今日はどのくらいここにいられるの?」
今日一番聞きたかった質問はそれだった。
「今日は1時間と15分、ここに居られる事になった」
嬉しそうな声でそう言うお父さんとは裏腹に、あたしとサクは顔を見合わせていた。
1時間15分。
あれだけモヤが集まっても、たった15分?
そんな気持ちが湧いてくる。
サクが聞くと「もちろんだ」と、答えた。
「お母さんはお前たちにあんなことを教えてしまったと後悔していたけれど、お父さんは2人の頑張っている姿を見る事ができてうれしい」
そうやって褒められると、まるで幼い頃に戻ったように嬉しさを感じた。
「今日はどのくらいここにいられるの?」
今日一番聞きたかった質問はそれだった。
「今日は1時間と15分、ここに居られる事になった」
嬉しそうな声でそう言うお父さんとは裏腹に、あたしとサクは顔を見合わせていた。
1時間15分。
あれだけモヤが集まっても、たった15分?
そんな気持ちが湧いてくる。