ロッカールーム
「仕方ないか。あたしも協力する」
あたしはそう言い、自分の机の上に鞄を置いて蓋を開けた。
それを見てアカリも同じように鞄を開けて机に置いた。
そうなると後はもう次々と連鎖反応のようにみんなが同じ行動をとる。
美桜と未来の2人がそれぞれの机を回って、ポーチを探す。
花も確認されていたけれど、もちろんそこにはなにもない。
ひと通り探し終えた後、美桜が落胆の表情を浮かべた。
「待って美桜。あそこは?」
落ち込む美桜にあたしはロッカーを指さした。
「本当に誰かが盗もうとしたなら、すぐに見つかるような机の中に隠したりしないかも」
あたしの言葉に美桜が小さく頷いた。
走って教室の後方へと向かうと、一旦振り向いてクラスメートたちを確認した。
みんななにも言わない。
それはロッカーを確認してもかまわないという意思表示と同じだった。
あたしはそう言い、自分の机の上に鞄を置いて蓋を開けた。
それを見てアカリも同じように鞄を開けて机に置いた。
そうなると後はもう次々と連鎖反応のようにみんなが同じ行動をとる。
美桜と未来の2人がそれぞれの机を回って、ポーチを探す。
花も確認されていたけれど、もちろんそこにはなにもない。
ひと通り探し終えた後、美桜が落胆の表情を浮かべた。
「待って美桜。あそこは?」
落ち込む美桜にあたしはロッカーを指さした。
「本当に誰かが盗もうとしたなら、すぐに見つかるような机の中に隠したりしないかも」
あたしの言葉に美桜が小さく頷いた。
走って教室の後方へと向かうと、一旦振り向いてクラスメートたちを確認した。
みんななにも言わない。
それはロッカーを確認してもかまわないという意思表示と同じだった。