ロッカールーム
☆☆☆
夜中の1時半。
いつものように家を抜け出したあたしたちはロッカーの前に立っていた。
今日はお母さんを呼び出す日だ。
あたしとサクは手を握り同時にお母さんの名前を3度唱えた。
この行為ももうすっかり慣れてきた。
夜の旧校舎への恐怖もほとんどない。
「今日も呼び出してくれてありがとう」
ロッカーの中のお母さんがそう言ってほほ笑む。
「母さん、今日はどのくらい話せる?」
サクがそう聞いた。
「今日は2時間はこっちにいられるのよ。ありがとう2人とも」
2時間!
思っていたよりも長い時間にあたしとサクは目を見合わせた。
夜中の1時半。
いつものように家を抜け出したあたしたちはロッカーの前に立っていた。
今日はお母さんを呼び出す日だ。
あたしとサクは手を握り同時にお母さんの名前を3度唱えた。
この行為ももうすっかり慣れてきた。
夜の旧校舎への恐怖もほとんどない。
「今日も呼び出してくれてありがとう」
ロッカーの中のお母さんがそう言ってほほ笑む。
「母さん、今日はどのくらい話せる?」
サクがそう聞いた。
「今日は2時間はこっちにいられるのよ。ありがとう2人とも」
2時間!
思っていたよりも長い時間にあたしとサクは目を見合わせた。