ももいろの貝 。
日常 。
3月
例年よりすこしはやく、桜が満開で
太陽の光を浴びて
きらきらと輝いている。
わたしは目を細めて、
綺麗な桜を眺めていた。
わたしは、一ノ瀬なずな。
高校一年生。
そろそろ2年生に進級する頃。
「おい、なずな!さされてるぞ!」
はっ!やば!授業中だったんだ!
「えっと...そこは...〜〜」
なんとか答えを言う事が出来た。
「ありがと!」
「きをつけろよー?」
そういって微笑んでくれた隣の席の彼は、
相沢 洸 (コウ)。
整った顔立ちの彼は今日もキラキラと輝いている。
おまけに悪は絶対に許さない優しい性格。
モテるのも無理はない...
そして、わたしの、
か、か、彼氏だったりもする...
「ん?何赤くなってんの?」
「えっ!いや!なんでもない!」
あぶなー...
もう付き合って今年で4年目。
出会ったのは小学校高学年の時だったかな、
案外短いんだなと、ぼんやり思った
例年よりすこしはやく、桜が満開で
太陽の光を浴びて
きらきらと輝いている。
わたしは目を細めて、
綺麗な桜を眺めていた。
わたしは、一ノ瀬なずな。
高校一年生。
そろそろ2年生に進級する頃。
「おい、なずな!さされてるぞ!」
はっ!やば!授業中だったんだ!
「えっと...そこは...〜〜」
なんとか答えを言う事が出来た。
「ありがと!」
「きをつけろよー?」
そういって微笑んでくれた隣の席の彼は、
相沢 洸 (コウ)。
整った顔立ちの彼は今日もキラキラと輝いている。
おまけに悪は絶対に許さない優しい性格。
モテるのも無理はない...
そして、わたしの、
か、か、彼氏だったりもする...
「ん?何赤くなってんの?」
「えっ!いや!なんでもない!」
あぶなー...
もう付き合って今年で4年目。
出会ったのは小学校高学年の時だったかな、
案外短いんだなと、ぼんやり思った
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