××な彼女の事情
「ねえ、そーちゃんってさいまだに彼女できないの?」
「ちっげーよ!できないんじゃなくてつくんないの!!そういう花玲そ彼氏1度もできたことねーだろ!」
「っ!私は私の好きな人が彼氏になってくれないと意味無いからつくらないの!!」
「ふーん…え?花玲すきなひといるの?!」
「え?!あー。…いるよ。」
「へー。どんなやつ?」
「えっと、同じ高校で髪の毛茶色に染めてて、不器用なとこもあるけどすっごく優しくてかっこいいの。」
「ふーん。あーー!もう俺じゃねー?花玲俺のこと好きなの?」
「はぁ?!!!ち、ちがうし!!なにいってるの?べ、べつにそーちゃんのこと男の子として見たことないし!!!」
「…なんだよそれ。そんなに言うなら俺だって花玲のこと女として見てねーし!!全然可愛げねーしこんなんじゃ一生おまえの恋なんて実らねーな!!」
私は泣きそうになってしまった。
「なに…それ。そんなに言うことないでしょ!!!!バカ!そーちゃんなんて…だ、大大大っ嫌い!!一生こんな最低男なんかに彼女なんてできないね!」
「あっそ。わかったそんな言うなら彼女つくってやるよ。じゃーな」
私は目にいっぱい涙をためてこぼれる前に制服の袖で涙をふいた。