××な彼女の事情
「平熱ですね。良かった。…花玲さん何か悩んでることは無いですか?」
「え?どうして分かるんですか?」
「それは、あなたが僕の生徒だから。あなたの先生だから…ですかね」
「あはは!なにそれ!!」
私はこのとき久しぶりに笑った。少し気持ちがふわっとした。
「花玲さん。僕でよければ話…ききますよ」
「…先生。私の幼なじみと喧嘩ちゃったんです。その幼なじみの子男の子なんですけど、この前すごくひどい事言っちゃって…でも私もその代わりひどい事言われちゃったからなかなか、それにこんな喋らない日が続いたの初めてで…どうしていいかわからなくなってしまって」
「んー。そうですね…とりあえず、その幼なじみくんにちゃんと酷いことを言ってしまったこときちんとあやまってください。そうしたらきっと幼なじみくんも許してくれますよ」
「でも、どうやって誤っていいか…」
「そのまま、あなたの。花玲さんが思ったように謝ればいいんですよ。これからもなかよくしたいんだったら、この前はごめん。これからもなかよくしたいんだ。などと素直に思ってる事を伝えればいいんです」
「…わかった。安堂先生ありがとう!私がんばって誤ってくる!!」
「はい。がんばって」
安堂先生はにこやかに私にほほ笑んで応援してくれた。
「あ、あの安堂先生…また相談したくなったら相談しにきてもいいですか…?」
「もちろん!いつでも相談してください。」