××な彼女の事情
私は家に帰りどうやって告白したらいいかを考えていた。そのとき蒼太が私に手伝って欲しいことがあると言って私は蒼太の家に行った。
私は蒼太の家のチャイムを鳴らし、蒼太が家の中から出てきた。
「花玲入って入ってー!!」
私は言われた通り家に上がり階段をあがって付きあたりの蒼太の部屋に入った。
「てきとーに座って」
私はベットの上に座り、
「…で?手伝ってほしいことって何??」
「実はさ、実咲に『俺ってどんなイメージ?』ってきいたんだよ。そしたら」
「そしたら?なんて言ったの?」
「そしたら、意外と几帳面で部屋とか片付いてて、料理とかも得意であと彼女思いなイメージって…」
「うわーひとつも当てはまらないね」
「彼女思いって言うのはあたってるだろ」
「まあ、それはどうでもいいとして私に何を手伝って欲しいわけ?」
蒼太は少し恥ずかしそうに、
「部屋の片付けと、りょ、料理をおしえてほしいです。」
「は?」
「お願いします!神様、仏様、花玲様ーーー!!…初めての彼女だし彼女の理想の俺になってあげたいんだよ!」
「それってさ、そのイメージ通りじゃないと振られるって事?」
「それは…そんなことはないと思うけど…」
「だったら、そーちゃんのありのままをしってもらってすきになってもらいなよ!無理に変わる必要なんてないんじゃないかな?」
「そんなんじゃ…そんなんじゃダメなんだ!!!!」
蒼太は真剣な顔をして私を見つめた。
「どうして、そんなにこだわるの?私は、…私はそのままの不器用だけど優しいそーちゃんが…」
「?」
「そーちゃんがずっと、ずっとずーっと前から家族じゃなく、1人の男の子としてす、すきだったの!!」
「え?…う、うそだろ?俺らそういう感じじゃなくね?…ごめん俺花玲のことそういう風に見たことない。」
「あはは、やっぱそうだよね…ごめん。また今度準備して手伝いに来るね…今日はかえるよ。」
「…」
「そんな顔しないで、じょ、冗談だよやだなー!!私はそーちゃんのこと弟みたいにしか見たことないって!私はいま、そーちゃんをためしたんだよー!!」
「そ、そうだよなー!びっくりした!!おまえ嘘が上手すぎーびびるわ」
「とにかく私は今日はかえるね。じゃあね」