何度でも、愛を叫ぶ。


ーーー


「あら、祐香ちゃん。おはよう。」


「おはようございます。」


時刻は、午前9時。


そろそろごみ収集車が来る時刻だ。


「祐香ちゃんは、きょうは大学は何限から?」


「4限だけです。なので、これを出したら一眠りしようかと。」


「あら、私もよ。昨日、遅くまで飲んじゃってね、二日酔いが酷くてね。」


苦笑するおばさんに、私も思わず笑みがこぼれる。


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