何度でも、愛を叫ぶ。


「へえ、祐香ちゃんって、好きな人居るの?」


同期と祐香が、恋ばなに花を咲かせているとき。


俺は偶然、着替えをしていた。


「はい。でも、届かない人なんです。」


「へえ、叶わない恋なの?」


「その人、私のこと…恨んでるんです。それだけのこと、しちゃったんです。」


祐香も、今まで誰にも言えなかったからか一度話したら止まらなくなっていたみたいで。


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