何度でも、愛を叫ぶ。



忘れれば、良いと思っていた。


そうすれば、誰もが幸せになれるって。


でもそれが、間違いだと気づいたとき…


「駆くん、」


「ごめんは、聞かないから。」


「…ありがとう!!!」


私は、今度こそ正直になるんだ。


「おう。」


優しく病室の扉を閉める音が聞こえる。


私は決意と共に大切な人を手放しました。


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