何度でも、愛を叫ぶ。
俺の役目は、そのネガティブがループにならないように精神安定剤になること。
「私達の子供たちは、男の子だと思う?女の子だと思う?」
「どっちだろうな。でも、どっちだとしても健康に元気に産まれることを、祈っておこう。」
「うん!」
看護師さんやお医者さんも、癌の治療というよりその後の子供の話を沢山してくださる。
だからか、祐香自身、最初と比べると少しずつ笑顔が戻りつつある。
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