嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました!編
電車に乗ってからメッセージに気づいた。
“今日は部活が夜遅くまであるから行けないんだ。ごめん(泣)”
汐泉が来ないなら、オレが海へ行く理由はない。
汐泉が深海魚の話とか、学校の話とかしてくれるから、放課後に退屈することがなくなるんだ。
汐泉がいない、イコール、潮風に吹かれてたそがれている、ただのかっこつけ男になってしまう。
それでも良かったが、最近は汐泉がいることが普通になったから、隣の空白が辛くて胸が痛い。
でもまあ、せっかく乗ったんだから、とりあえず行くか…。
オレの中で汐泉の存在が、風船のように大きく膨らんでいることに気づいた。
車窓から覗く夕空が、沈んだオレの心を真っ赤に染めた。
“今日は部活が夜遅くまであるから行けないんだ。ごめん(泣)”
汐泉が来ないなら、オレが海へ行く理由はない。
汐泉が深海魚の話とか、学校の話とかしてくれるから、放課後に退屈することがなくなるんだ。
汐泉がいない、イコール、潮風に吹かれてたそがれている、ただのかっこつけ男になってしまう。
それでも良かったが、最近は汐泉がいることが普通になったから、隣の空白が辛くて胸が痛い。
でもまあ、せっかく乗ったんだから、とりあえず行くか…。
オレの中で汐泉の存在が、風船のように大きく膨らんでいることに気づいた。
車窓から覗く夕空が、沈んだオレの心を真っ赤に染めた。