嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました！編

「ごちそうさまでした」



「完食だな！よし！それでこそ男だ！また来いよ！」



空腹を一気に満たし、会計を済ませて外に出ると雨がパラパラ降ってきていた。


そうだ。


忘れてたが、そのために今日はママチャリくんじゃなくて電車で来たんだ。


んで、傘はしっかり携帯してます…っと。



この辺りは街灯があるものの、なんだか薄暗い。


所々チカチカしてるし、町の予算が無いのが明らかだ。


確か、住民が再開発に猛反対したから予算を減らされたと地元新聞に載っていた。


大人しく言うこと聞いてりゃ良いのに。


そしたらもっと良い暮らし、出来んじゃねぇの？



…でも、


あそこが無くなるのはイヤだな。


地元住民の気持ちが分かるような、分かんないような…複雑な感情が渦巻いた。