嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました!編
と、まあ、星名さんは衝撃的な発言をした。


仲良くなりたい…。


ピュア過ぎて、聞いているこっちまで浄化されそうだ。



ってか、この子、ある意味、すごい…。


強者だな、こりゃ。



俺が感心していると、星名さんの保護者的存在の彼女が口を開いた。



「ことちゃんがそこまで言うなら、百歩…いや、千歩譲ってオーケーするけど、赤星くんはどんくらい本気なの?美人なカノジョ、いるでしょう?」



ふ~む。


言わせるのね。


俺の心はいつだって真紅なんだ。


ウソはない。


全て、本気で、真っ赤に燃えている。


太陽のように、熱く、勇ましく…。



だからさ、言わせんなよ。


改めて言うって、照れる。



じゃあ、聞いて、星名さん。



「120パーセント、本気。カノジョとは今日これから別れる」






夏の爽やかな風がカーテンを翻した。
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