嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました!編
そして高校に入ったらますますエスカレートした。
「あたし百合野と同じとこ受けるわ。お金はあるから入れるよね?」
あたしがA特待生で合格し、授業料の半額が免除になったのに対し、美容やファッションなど自分磨きに勤しんでいた彼女は特待生にはなれず、年間300万円を払いながら通うことになった。
そこまでしてあたしと一緒に行きたかったのか今だに謎だが、彼女は寂しがり屋なのかもしれない。
お小遣いが月5万支給されても、あんまり嬉しそうじゃなかった。
朱比香のお父さんは外交官、お母さんは大学教授。
両親共に大忙しで朱比香との時間を取れなかった。
だからその埋め合わせとしてあたしが採用されたんだ。
「あたし百合野と同じとこ受けるわ。お金はあるから入れるよね?」
あたしがA特待生で合格し、授業料の半額が免除になったのに対し、美容やファッションなど自分磨きに勤しんでいた彼女は特待生にはなれず、年間300万円を払いながら通うことになった。
そこまでしてあたしと一緒に行きたかったのか今だに謎だが、彼女は寂しがり屋なのかもしれない。
お小遣いが月5万支給されても、あんまり嬉しそうじゃなかった。
朱比香のお父さんは外交官、お母さんは大学教授。
両親共に大忙しで朱比香との時間を取れなかった。
だからその埋め合わせとしてあたしが採用されたんだ。