嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました!編
「おっはよー、ことちゃん!…って、何やってんの?」
「何ってゴミ拾いに草むしり。見てたら、この学園の人たちって平気でベランダから中庭にゴミ捨てるんですよ。私…学園を汚くする人キライなんです。清潔に保ってこそ、良い学園って言えるんじゃないかとそう思ってるんです」
「朝からご苦労さま。でも、どうせまた捨てられるよ~。掃除婦のおばちゃんたちに任せて早く教室入りなよ」
園田さんはそう言ってくれたけれど、私は一度決めたことはやり通す人。
ガンコ者って父に言われたことがある。
それが長所か短所かは分からない。
でも、やりたいからやらせてもらう。
笑われたって憎まれたって変な目で見られたって良い。
わたしはわたしが正しいと思うことをやる。
ゴールデンウィーク明けに突如現れたゴミ拾い女に、過ぎ行く生徒たちは軽蔑の眼差しを向けていた。
「何ってゴミ拾いに草むしり。見てたら、この学園の人たちって平気でベランダから中庭にゴミ捨てるんですよ。私…学園を汚くする人キライなんです。清潔に保ってこそ、良い学園って言えるんじゃないかとそう思ってるんです」
「朝からご苦労さま。でも、どうせまた捨てられるよ~。掃除婦のおばちゃんたちに任せて早く教室入りなよ」
園田さんはそう言ってくれたけれど、私は一度決めたことはやり通す人。
ガンコ者って父に言われたことがある。
それが長所か短所かは分からない。
でも、やりたいからやらせてもらう。
笑われたって憎まれたって変な目で見られたって良い。
わたしはわたしが正しいと思うことをやる。
ゴールデンウィーク明けに突如現れたゴミ拾い女に、過ぎ行く生徒たちは軽蔑の眼差しを向けていた。