嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました!編
「やっぱりSA特待生は違うね。全教科9割越えで、英語、生物、政経、家庭で1位。そしてそして…総合1位!ことちゃん、ホントすごいっ!尊敬しちゃう」
「あっ…ありがとうございます」
べた褒めされるとなんだか気分が良い。
いつもの何倍、いや何十倍もご飯が食べられそう。
早くお昼にならないかなぁ。
「そういや、波琉もすごいじゃん!生物、ことちゃんに次いで2位だし、数学なんて1位だったじゃん!バリバリ文系のあたしにはもう、チンプンカンプンだわ」
園田さんはそう言って笑っていたけれど、私は彼女が努力しているのを知っている。
チンプンカンプンなわけない。
授業中は指名されたら、ちゃんと答えてるし、英語の発音なんか筆記で点数を稼ぐ私よりも遥かに上手い。
英会話スクールに通った経験はだてじゃない。
「園田さん、自信持って下さい!園田さんはもっともっと伸びます!勉強に大切なのは努力です。毎日コツコツやればきっと大丈夫です!」
「いやぁ、熱いね~。サンキュ!ガンバります!」
園田さんが私の思いを受け取ってくれた…。
なんか…嬉しい。
左頬に熱いものが一筋流れた。
「なになに、どした?また、ネジ外れた?」
「園田さんに思いが…私の思いが伝わって…良かったなって。そう思ったらなぜか…涙が…」
「ことちゃん、サイッコー!」
園田さんに強く抱きしめられた。
初めて赤の他人からぎゅーっとされて、顔がりんごのように真っ赤になった。
みるみる熟していくりんごを見ていた青柳くんは青リンゴだった。
なんか…
恥ずかしい。
「あらら、あたしったらつい…。ごめん、ことちゃん。これはスキンシップだから」
「別に私は大丈夫です。でも青柳くんが…」
って、あれ?
気が付いた時には、青柳くんは姿を消していた。
「波琉、逃げたの?せっかくいろいろ話せると思ったのに。幼なじみなのに、なんか水くさい」
青柳くん、やっぱり私がキライなんだ。
よくよく考えれば、この前だっておせっかいだったのかもしれない。
大丈夫って言われたんだから、きっと大丈夫だったんだ。
私って…バカ。
勉強出来ても意味ないじゃん。
自分のことをべた褒めしてくれた園田さんに心の中で謝ったのだった。
「あっ…ありがとうございます」
べた褒めされるとなんだか気分が良い。
いつもの何倍、いや何十倍もご飯が食べられそう。
早くお昼にならないかなぁ。
「そういや、波琉もすごいじゃん!生物、ことちゃんに次いで2位だし、数学なんて1位だったじゃん!バリバリ文系のあたしにはもう、チンプンカンプンだわ」
園田さんはそう言って笑っていたけれど、私は彼女が努力しているのを知っている。
チンプンカンプンなわけない。
授業中は指名されたら、ちゃんと答えてるし、英語の発音なんか筆記で点数を稼ぐ私よりも遥かに上手い。
英会話スクールに通った経験はだてじゃない。
「園田さん、自信持って下さい!園田さんはもっともっと伸びます!勉強に大切なのは努力です。毎日コツコツやればきっと大丈夫です!」
「いやぁ、熱いね~。サンキュ!ガンバります!」
園田さんが私の思いを受け取ってくれた…。
なんか…嬉しい。
左頬に熱いものが一筋流れた。
「なになに、どした?また、ネジ外れた?」
「園田さんに思いが…私の思いが伝わって…良かったなって。そう思ったらなぜか…涙が…」
「ことちゃん、サイッコー!」
園田さんに強く抱きしめられた。
初めて赤の他人からぎゅーっとされて、顔がりんごのように真っ赤になった。
みるみる熟していくりんごを見ていた青柳くんは青リンゴだった。
なんか…
恥ずかしい。
「あらら、あたしったらつい…。ごめん、ことちゃん。これはスキンシップだから」
「別に私は大丈夫です。でも青柳くんが…」
って、あれ?
気が付いた時には、青柳くんは姿を消していた。
「波琉、逃げたの?せっかくいろいろ話せると思ったのに。幼なじみなのに、なんか水くさい」
青柳くん、やっぱり私がキライなんだ。
よくよく考えれば、この前だっておせっかいだったのかもしれない。
大丈夫って言われたんだから、きっと大丈夫だったんだ。
私って…バカ。
勉強出来ても意味ないじゃん。
自分のことをべた褒めしてくれた園田さんに心の中で謝ったのだった。