嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました!編
Ⅴ 彦星
7月7日。
わたしは天文部に頼み込み、屋上に望遠鏡を持ってきてもらうことにした。
「時間的に見えないと思うけど…良いの?」
「はい!大丈夫です!」
部長さんの怪訝そうな表情を脳内から消し去り、私は天の川を見るということだけに集中した。
誰にどう思われたって見てやる!
ここに越して来る前はこれが普通だったんだから。
わたしは毎年、田舎の空に流れる、夢と希望が形になった、あの輝く天の川を見ていた。
都会に来てから、空が濁っていることに気づかされ、落胆していたけれど、それでも天の川は見たかった。
空を流れる川なんて…ロマンチック…。
わたしの彦星は、どこにいるの?
なんちゃって…。
わたしは天文部に頼み込み、屋上に望遠鏡を持ってきてもらうことにした。
「時間的に見えないと思うけど…良いの?」
「はい!大丈夫です!」
部長さんの怪訝そうな表情を脳内から消し去り、私は天の川を見るということだけに集中した。
誰にどう思われたって見てやる!
ここに越して来る前はこれが普通だったんだから。
わたしは毎年、田舎の空に流れる、夢と希望が形になった、あの輝く天の川を見ていた。
都会に来てから、空が濁っていることに気づかされ、落胆していたけれど、それでも天の川は見たかった。
空を流れる川なんて…ロマンチック…。
わたしの彦星は、どこにいるの?
なんちゃって…。