❀ お嬢様華伝 ❀
「まっ。隣島の高校は、今から勉強がんばればなんとか入れるレベルだから、そっちにしとけ〜」


と、結局隣島の高校を勧められる。


もちろん、あたしの父ちゃん、母ちゃんだって、真剣に取り合ってはくれなかった。


「…東京の高校に?アッハッハ〜!また、あんたはおもしろいこと言うっちゃね!」

「お前、東京の高校に行きたいっちゃ?そんなん行かんでええから、中学卒業したら働いたらええ」
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