❀ お嬢様華伝 ❀
あたしの家は、貧乏ではないけどもお金持ちというわけでもない。


滑り止めなどを何校も受けれるだけの余裕はないんだそう。


だから、受験させてもらえる高校は……わずか2校までだった。


まず1つは、最悪の手段としての候補である…隣島の高校。

ここは、もちろん滑り止め。


本命は、言うまでもなく…東京都心にある高校。


将来入学する高校の案内やパンフレットを見るのは、すごく楽しかった。
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