❀ お嬢様華伝 ❀
本命の都心の高校に受かったとしても、学費が払えなければ意味がない。


隣島の高校を受験するのには賛成な両親だから、もちろんそれよりも安い学費のところに絞るしかなかった。


受験の費用同様、学費を払ってくれるのも…親。


ここは、父ちゃんと母ちゃんには逆らえなかった。


そもそも、そんな条件の揃った学校が見つかったとして、はたしてあたしの学力で受かることができるのか…?
< 19 / 825 >

この作品をシェア

pagetop