❀ お嬢様華伝 ❀
「おまっ…。そこ…願書の受付期間、とっくに過ぎてっぞ?」

「え゛っ…!?」


あろうことに、あたしは勉強に没頭しすぎたせいで、受験するには願書を出さなければならないということをまったく理解していなかった。


「ガ…ガンショって、今からでも出せるんですか?」

「いや、無理だろ」


…そんなーーーー…!!!!


じゃあ、あたしは一体…なんのためにここまで勉強をっ…。
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