❀ お嬢様華伝 ❀
「そ…そうだねっ!」


…って言っても、蛍のことが気になって、頭から離れない。


「…ごめん、桜子!あたし、ちょっと用事思い出したから、先に戻っててくれる?」

「まぁ!…また、ご用事ですの?麗さんは、お忙しい方ですのね」


…ったく。

あいつらのせいで、最近振り回されっぱなしだよ〜…。


「かしこまりました。先に、部屋に戻っておきますわね」

「うん、ありがとっ!」
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