❀ お嬢様華伝 ❀
「ラッキー…?」


すると、布川くんはあたしをまっすぐに見つめた。


「だって、こんな美しい女の子に出会えたんだもの。それだけで、ボクはラッキーだよ」


“美しい女の子”って…。

あたしのこと…!?


「キミともう少しいっしょにいたいがために、1回くらい塾をサボったって、バチなんて当たらないよ」


…ヤバイ、ヤバイ!

なに、このトキメキ的な展開はっ…!
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