❀ お嬢様華伝 ❀
男子寮と女子寮の間には食堂があり、シェフたちが腕を振るっている。

朝の5時から夜の10時まで、常にできたての料理が用意されているんだそう。



広すぎる学園の敷地内をキャリーバッグを引きながら歩き、ようやく女子寮にまでたどり着いた。


「107…、107…」

と呟きながら、あたしは自分の部屋を探した。


そして、ドアに“107”と書かれた部屋を見つけた。
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