❀ お嬢様華伝 ❀
「やだ〜…、土井さんっ!かわええなんて!」

「本当のことっちゃよ!麗ちゃんは、島一のべっぴんさんっちゃからね〜!」


あたしは謙遜することもなく、あからさまに照れていた。


「ついこの間までは、こ〜んなに小さかったのに!べっぴんさんの麗ちゃんを1人で東京に出して、お父さんも毎日心配してるっちゃ!」

「いや〜、父ちゃんはー…」


…って。

父ちゃん…!!
< 531 / 825 >

この作品をシェア

pagetop