❀ お嬢様華伝 ❀
だけど、そのまま体勢が崩れっ…。


…ドサッ!


思いきり転倒したっ。


「いた〜いっ…!」


と呟いてみたけど…。


…あれ?

痛くない…?


驚いて、目を開けると…。


「大丈夫…?」


なんと、あたしの目の前には、伊集院先輩の顔があった…!


そして、今の状況をようやく把握できた。


ドレスの裾を踏んで、顔面から床に転倒しようとしたところを…。
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