❀ お嬢様華伝 ❀
都会から離れて、ゆっくりしてもらえればいいなーくらいにしか思ってなかったけど…。


…ちゃんと、楽しんでくれていたんだ。


「それならそうと、ちゃんと言葉で言ってよね…!わかんないじゃんっ…」

「わりぃ。俺、あんまりしゃべらねぇから」

「…知ってるよ!」


もう…。

なんで今になって、あの日のことを思い出すんだろう。


飛鳥の表情…、もっとちゃんと見ておけばよかったな。
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