❀ お嬢様華伝 ❀
そんなあたしの肩を飛鳥が掴んだ。


「体で払えよ」

「カラダ…!?」


ちょっと、飛鳥っ…。

なに言って……。


…って、まさか!


「飛鳥!その手に持ってるコップの中身、霧雫じゃないでしょうね…!?」


前も、霧雫でいつの間にか記憶を飛ばした飛鳥に、変なことされたことがあった。


もしかして、今回もー…。


「違ぇよ。ただのラムネだよ。ほらっ」
< 808 / 825 >

この作品をシェア

pagetop