❀ お嬢様華伝 ❀
飛鳥のヤツ、本当にあの夜の記憶ないんだっ…。


サイアク、サイアク、サイアクー!



テキトーで、人を馬鹿にして、ほんとに飛鳥には腹が立つっ。


…だけど。

飛鳥がいないバロンは、とても寂しく感じた。


もう、飛鳥に会えないと思ったときには、すごく心が苦しかった。


だから…。

今、あたしの目の前に飛鳥がいてくれるだけで、あたしは嬉しい。


「…おかえり、飛鳥!」
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