一目惚れ
「そうだったら…わりーかよ。。」
あ、そっか。
「私の誕生日、今日…だ。」
すっかり忘れてた誕生日だったけど、私でも忘れてた日が遼に覚えてもらってたことに純粋に嬉しく思った。
「ありがと、遼!」
気がついたら…
久しぶりに心から笑えた気がした
「…っ!な、お前……っ!!!」
ありがとう、本当に
なんてほっこりしてた私たちに大聖が、
「ん?!遼どうしたん??…なんか泣きそうだぞー?……あっ!わかった、優愛ちゃんの笑顔にときめいたな〜」
「「KY…。」」
ボソッと私が言ったのが遼とかぶった。
「えー?褒めてもなんもでねーぞぉ。
そんなに“か”っこ良くて(K)、“優”しい(Y)かなぁ?俺。
KYって言われたの100回くらいだけどな?」