一目惚れ
ー…ブーーーー
「あら、丁度7分たったみたいね」
タイムアップを伝えるブザーがなり、余裕の笑みを遼に見せてやった。
「いや、絶対タイムアップに合わせただろ」
あれー?バレてたか…
「………意外と、勝負に燃えるタイプ…?」
まだ、遼が負けたことに動揺してるのか、唖然とした表情で大聖が聞いてきた。
「バスケだけよ。こんなに負けず嫌いになるのは」
そう、バスケだけ。
大好きだった…あいつに憧れてやり始めた大切なもの