一目惚れ
「あぁっ!…やばい!!下校時間過ぎた場合、1週間部活動停止になる…、らしい!!」
あーー!やばぁい〜!!!と叫んでいるのは大聖。
でもなぜか遼は余裕そうでうるさそうに顔をしかめている。
「うるせーから、黙れ。それと帰んぞ」
大聖が震えるくらいの睨みをきかし、バッシュを脱ぎ部室に向かった遼
「それくらいの遼の睨みで震えてちゃ、親友失格ねぇ。」
なんて、私はかるーく大聖をからかいながらバッシュを脱ぎ大切に私の鞄に入れた。
「えぇ!?こんなに怖い睨みを我慢できないと遼の親友になれないぃー!?」
ちょっと面白くなってきた私は、
前に私が家に遅く帰ってきてしまったことを私のお母さんが遼に告げ口して、3時間くらいこっぴどく怒られた上に今よりずっと怖い睨みをきかせてたことを大聖に伝えてみた。