一目惚れ










「優愛!やっときたぁ〜おはよー!!」




教室に着いた途端、そう言って私に抱きついてきたのは


「芽衣!おはよ」





長瀬 芽衣(ながせ めい)



私の中学からの親友。







芽衣は美人でスポーツもできて、勉強もできるという…Tha完璧人間だ!!





さっき泣いた後がついてないかトイレで確認したけど…大丈夫だよね?




バレてないよね…芽衣に。





余計な心配をかけたくなくて、うつ伏せになって寝ようとした私を芽衣が阻止した。





「もう!高校生始まったばかりだよ〜もうちょっとenjoyしなさい!!優愛は」






1ヶ月前に入学式があって


だから、私たちは今高校1年。




まだ高校生っていう実感がわかないな…。








「はいはい。それで芽衣はenjoyしてんの?」




「ふっふっふー!…よくぞ聞いてくれた!!」


あ、もしや…





「実はぁ〜…彼氏ができましたっ!」





「え、もしかして…って思ったけど……芽衣、ずっと告白断ってきたじゃん。」




「いやいや、あんたほどではないよ」

















「で?彼氏って誰なの」




話をそらした私は、不自然だと思うけど…芽衣の優しさについ甘えちゃうんだよね。。








「…隣のクラスの〜橘 颯斗(たちばな はやと)くん!」


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