君がスキ。







「安崎〜アドレス教えてよ」

私とマユが話していると、
永原がいきなり
話しかけてきた

ここで断ると
かなり悪い印象になりそ…

それに断る理由もない

「ん〜…いいよ」

私は軽い気持ちで
永原にアドレスを教えた



それを見ていたマユは
ニヤけながら私に言った

「永原って絶対ユリのこと好きだな」


…ないない


自分で自分の心に
言い聞かせる


『ありえないから』


「さあ?どうだかねぇ」












その日の夜、
永原からメールがきた


受信:永原
安崎〜永原だけど。
さっそくメールしてみた♪

送信:永原
うん。わざわざメール
どうもです☆

受信:永原
俺こうやって安崎とメールしてみたかったんだよね、前から。

送信:永原
そっかあ。



それから学校の話、
友達の話とかで
ずっとメールした

だからって気持ちに
なにも変化はなく、
ただ友達とメール
しているような感覚だった

そろそろ新しい恋
したいんだけどな
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