誰にも向かない君の笑顔が私だけのものになったら
誰にも向かない君の笑顔が私だけのものになったら



私の通っている学校の近くに、大きな図書館がある。



児童書から参考書まで、数多くの様々な本がそろっていて。



テスト前なんかは特に、私が通っている学校の生徒で埋め尽くされる。



参考書も取り合い。





そしてもう一つ、私の通っている学校からバスで二駅先のところに、小さくてこぢんまりとした図書館がある。



児童書と小説。


参考書なんて全く無くて、本を読むことしかできない、私の大好きな場所。



そこに私は週に三日通ってる。



勉強なんてしたくない。だけど、家に帰れば親が勉強しろって言う。



そこから逃げるために図書館に行く。



本を読んで、物語の中に入って主人公と一緒に冒険したり、友情を味わったり、恋をしたり。


そうしてる時が一番落ち着いて、楽しいと思えるの。



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