VANISH FRIENDS
舞sido

私と柚香は、もう学校が閉まっちゃう
かもしれないから
と思い、走って職員玄関まで行き、
先生に事情を話して、2年の教室へと急いだ。

学校はシンと静まり返っていた。
さすがに、この雰囲気は気味悪い。
舞「ちょっと・・・怖いね・・・」
柚香「・・・うん」
舞は柚香の顔を見た。

あきらかにおかしい・・・
冷や汗をかいているし、唇が紫色になっている。


舞「どうしたの?」
柚香は震えた声で言う。
「聞こえないの?この声・・・」
舞「え?」   声?

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